ウォルフ波動【フォーメーション分析】

テクニカル分析

ウォルフ波動は、作用反作用の法則(ニュートンの第1法則)を基に考案されたフォーメーション分析です。ビル・ウォルフによって提唱され、1966年に海外書籍「Street Smarts: High Probability Short-Term Trading Strategies」で公開されました。日本では書籍「魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門」でウォルフ波動が紹介されメジャーになっています。

海外サイトになりますが、本家であるビル・ウォルフさんが運営するサイトも紹介しておきます。興味がある方は下記から参考にしてください。http://www.wolfewave.com/

ウォルフ波動の基本

ウォルフ波動

ウォルフ波動の見つけ方とエントリーと決済タイミング

【買いの場合】

条件① 1点目より2点目が上にあり、3点目が1点目より下にある。
上図の状況で1点目と3点目にトレンドラインを引きます。チャートパターンとしては、上図左トレンド継続パターン(下降フラッグやウェッジ)上図右トレンド終盤(下降ウェッジ)

条件② 4点目が2点目の下にあり、5点目が3点目より下にある。
1点目と3点目に結んだトレンドラインに、5点目となるポイントにローソク足が到達して反転したタイミングが、基本のエントリーポイントになります。ターゲットは1点目と4点目を結んだラインにローソク足が到達したポイントです。

【売りの場合】
条件① 1点目より2点目が下にあり、3点目が1点目より上にある。
上図の状況で1点目と3点目にトレンドラインを引きます。

 

条件② 4点目が2点目の上にあり、5点目が3点目の上にある。
1点と3点のライン上にある5点目にローソク足が到達して、反転するポイントがエントリータイミングです。ターゲットは1点目と4点目を結んだラインにローソク足が到達するポイントです。

ビル・ウォルフ氏のサイトからパターンを学習

ウォルフ波動のコンティニュエーション・パターン

上の画像は、ビル・ウォルフ氏のサイトで実際に掲載されていたS&P500のチャートを図に変えたものです。下記URLから確認できます(http://www.wolfewave.com/Trading_OEX_options_off_a_15_min_S&P_chart.htm)。

トレンド中盤でウォルフ波動が確認でき、2点目を安値として上昇ウェッジを形成後、ターゲットに到達しています。本家サイトでは15分足、日足、週足のウォルフ波動のチャート画像を掲載しています。

スリー・リトル・インディアン(ウェッジ)のように、トレンド終盤に確認できるウォルフ波動は見つけやすいのですが、トレンド中盤のウォルフ波動は意識してチェックしていかないと見逃すことも多いです。

ウォルフ波動 チャート事例

ウォルフ波動

ウォルフ波動のエントリーとターゲット

追記)2020年2月21日~暴落 日足レベルのウォルフ波動

5波目はオーバーシュートしていますが、長期目線での重要なポイントでダマシとなるチャートを形成しています。ここから長期目線で売り優勢の展開に市場が変われば典型的なダマシポイントとなり、しばらくは112.200の天井を超えられないと分析しています。ドル円はウォルフ波動を形成して、3月2日時点で500pipsの下落となっています。

ウォルフ波動のMT4インジケーター

Wolf.ex4

ウォルフ波動MT4インジケーター2

ウォルフ波動をZigZagから自動検知するMT4インジケーターです。

下記サイトよりダウンロードできます。
Wolf.ex4→

 

WolfeWave_indicator_ver7.0

ウォルフ波動のMT4インジケーター1

ウォルフ波動を自動検知して、ターゲットを表示するMT4インジケーター(WolfeWave_indicator_ver7.0)です。
実際に下の動画のようにで稼働させてみましたが、使えるときもあればターゲットが表示された時にはすでにローソク足が到達していたりと問題もありそうです。短い期間にウォルフ波動が続けて表示されるケースもあり、微妙な感じです。

以下サイトよりダウンロードできます。
WolfeWave_indicator_ver7.0→

 

F Wolfe Wave.ex4


ウォルフ波動を検知するMT4インジケーターです。
こちらは稼働テストはしていないので、表示タイミングや精度については不明です。ビジュアル的には良い感じのインジケーターですが、実践レベルで使えるかはわかりません。

下記サイトよりダウンロードできます。
F Wolfe Wave.ex4→

 

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